【社会人のカナダ留学】25歳システムエンジニアが、5年勤めた会社を辞め語学留学

カナダ語学留学

私は24歳の時システムエンジニアをしていましたが、連日の残業で仕事漬の毎日でした。心身共にクタクタで「今のままの自分でいいの?」と悩み、一度時間を作ってゆっくりこれからのことを考えたくなりました。

丁度そんな悩みを抱えている時に友人からカナダへ旅行に誘われ、納期明けで仕事の休みもとれる時期だったので思い切って行くことにしました。
たった1週間ではありましたが、のんびりと流れる時間の中で自分を見失う生き方はもったいないと思い、海外に語学留学することを決めました。

それからは朝5時に起きて出社前にラジオ講座で英語の勉強をし、たまの休みは留学準備に明け暮れ、1年かけて準備をし、25歳の春5年勤めた会社をやめてカナダ行きの飛行機に乗りました。

日本人のいない街という条件を重視し、カナダのカムループスへ

なるべく日本人のいない街に行き、英語漬けで語学を習得したかったのでメジャーではない都市を選びました。
カナダのブリティッシュコロンビア州にあるカムループスという街です。

カムループスには「カムループスインターナショナルカレッジ」という語学学校があり、主に日本人、韓国人、台湾人が在籍していました。
校内では母国語禁止でした。でも実際はみんな友達を作り、郊外では日本語で話しましたし、英語漬けと言うわけには行きませんでした。

多国籍の友達ができて視野が広がり、韓国人からの質問で自分が日本人と実感

けれども、私の場合は語学の習得の他に、自分の視野を広げ、これからのことを考えるという目的での留学でしたので、色々なタイプの友人が出来たことは非常に大きな収穫でした。また、カナディアンでもホストファミリーを始め、先生方、シニアセンターの方達と年齢は入り乱れて、沢山の友人・知人ができましたし、韓国人と一緒に部屋をシェアして韓国人の友人も沢山できました。

記憶に残る経験として、ある一人の日本人女性が授業中「韓国は日本の植民地だった。私達は貴方達を支配していたのだ。」と言って見下したことです。

衝撃を受けたのは韓国人だけではなく、講師をしていたカナディアンも同様でした。授業の後、多くの韓国人やカナディアンから「日本人は本当に彼女の言ったように思っているのか?」と怒りと軽蔑と悲しみの混じった質問をぶつけられました。

彼ら曰く、彼女は「日本の学校でそのように習い、自分は間違っていない。」と主張したそうです。彼女はわたしより6歳年下でした。そして、彼らは普段の私の態度から日本人がそのように韓国人を見下しているとはとても思えず、私に聞きに来たのだそうです。

私は学校でそのようには習いませんでしたし、戦争体験のある祖父から聞いていた話しもありますし、日本のメディアから得た情報もあり、
「私達はそのように学校で習ってはいません。戦争で日本人が他国の人を傷つけたことを恥じる気持ちも、申し訳なく思う気持ちも多くの日本人が持っています。

決して私だけではありません。また、情報統制もされていたし、国内で生きるのに選択の余地は国民には無かった。国民は他国の兵士と同様に、家族を守るために自分を犠牲にして戦地に赴いたのです。但し、どの国にも色々な考えの人がいます。全員が同じ考えではありません。

けれども、多くの日本人は他国の人を蔑んだり、どんな国の人であっても傷つけていいとは思っていません。労りの心や他を尊重する心を日本人は持っています。」と伝えました。彼らは「貴方がそういうのなら信じられる。」と言ってくれました。

私達は海外で常に日本を背負っていると実感する出来事でした。それまではオリンピック以外で全く日本を意識しませんでしたが、この事件以来自分の存在の重みを感じる様になりました。

カルチャーの違いにびっくり。ただ固定観念に縛られなくなった気がする

生活はカナディアンの家でのホームステイでしたが、カルチャーの違いにとにかくついていくのがやっとでした。洗剤は流さないし、お風呂に食器洗い洗剤を入れて「肌にいい」と言うし、トイレは手で雑巾で掃除するし、掃除機は一ヵ月に一度業者にやってもらうし、台所で夫婦がディープなキスを頻繁にしてるし、食事の前の「いただきます」はないし、家は自分達でリフォームするし…。

さすがに2ヶ月はホームシックになりました。後で分かったことですが、これは私のホームスティ先だけのルールだったそうです。ほかの家にはやはり他人がビックリするルールがありましたよ。高齢者は近所の人が協力して草刈等をして、極力若い頃と同じように生活しようとします。だから若い人との触れ合いも多く若々しくて元気です。皆年寄りだからとひがまず、自信を持って生きています。

皆自分の人生を楽しく豊かなものにするために、自分の個性に自信をもって、大切にして生きているのです。因みに、カナダで体罰は子供が親を通報できますし、親は逮捕されます。だから、学校でも家でも体罰はありえません。厳しく育てられた私には、自分の殻を破り自分らしく生きられるようになった素晴らしい体験でした。

厳しく育てられたりして自分に自信のない人、固定観念に縛られる人、視野の狭さに苦しむ人には是非体験して欲しいです。
いままでのこだわりが無くなり、生きるのが楽になりますよ。

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