ドイツのミュンヘンとフライブルクで4週間、落ちこぼれ短期留学体験談

ドイツ留学

もう7年前になりますが、ドイツのミュンヘンとフライブルクに「リンパ浮腫」という病気に対する治療法を学びに行きました。リンパ浮腫というのは癌の術後などに手足がむくむ病気で、一旦発症すると完治することはありません。決定的な薬物治療や外科的治療が確立されておらず、徒手でのいわゆるマッサージ風の手技に頼らざるを得ない病気です。

自分が入学したのはFoeldi schule(フェルディシューレ)という学校で研修期間は4週間です。日本ではこの病気に対する治療はまだ積極的には行われていませんが、ドイツでは何十年も前から行われており、医療職の免許を取得したての若者達がスキルアップのために受講します。そして自分は10年間の夢をやっと実現するべく、理学療法士としてこの研修に参加したのです。

大学時代に勉強したドイツ語も、現地では通じず

私が受講したコースは通常のドイツ語授業のコースでしたので、とにかく言葉で躓きました。大学時代に第2外国語としてドイツ語を専攻していたこともあり、渡独前の数ヶ月間だけ復習のつもりで独学で勉強しましたが、実際に現場に到着してからはもうてんやわんやです。机上の勉強ばかりだったので、聞き取りが殆ど出来ない状態でした。

当然会話も成り立ちません。そんなわけで授業中はスライドを写す作業に専念し、放課後にひたすら訳すという毎日の繰り返しでしたので、クラスでは完全に落ちこぼれでした。

しかし、そこは細かい作業の得意な日本人。実技になると立場は変わります。

圧迫包帯を用いたバンテージ実習などは、各個人に合わせた巻き方で他の研修生の誰よりも旨く巻けたのです。彼らは自分のことをどう見ていたかは分かりませんが、その授業だけは心の中で勝ち誇っていました。

人間的に視野が広がったドイツ人との交流

ドイツ人(だけかどうかは分かりませんが)は人なつっこくもあり、ドライでもあり、良い意味で分かりやすい性格ですね。言葉の壁のためにあまり多くの人とはコミュニケーションが取れませんでしたが、それなりになんとか意思疎通できたと思います。たまたま面倒見が非常に良い教員がいたので助かったというのもありますが…。

治療の研修という点では目標達成とは言いがたい留学でしたが、いろいろな人たちと関わることが出来て人間的に視野が大幅に広がったと思います。

土日は休みだったので観光やショッピングも楽しみました。当然ビールは近所のスーパーで買って、日々晩酌です。研修時間以外はすごく楽しいことの連続でした。

そんなわけで、今思えば無謀な挑戦でしたが、自分の人生を変える岐路になった重大イベントと自信を持って言える留学でした。海外留学、お勧めです。

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