【 アメリカ、ロサンゼルスで短期留学】ホームステイをしながら小学校でボランティア体験した留学生活
- 2013/10/22
- 留学
- アメリカ大学留学・ワーキングホリデー, 留学体験談

私は、アメリカ、ロサンゼルス郊外にある、トーランスという街で、短期留学を経験しました。ホームステイしながら、小学校の、日本でいう学童のような預かり保育をお手伝いさせてもらうというボランティア体験でした。
語学留学の一環でしたので、一番の目的はもちろん英会話、英語の習得です。が、私は、語学学校に通って学ぶのではなく、現地での日常生活に触れ、自然な、生きた英語に、いわば英語での生活に接したいという気持ちがあり、このようなプログラムを選んだのです。
実際の活動、日々の生活としては、小学校の夏休み期間の預かり保育時間内に、小学校に通い、子供達のお世話を微力ながらお手伝いさせてもらいます。微力というぐらい、これはもう、一緒に遊ぶ、という方が正しかったと思います。
子供と遊ぶのは英語で言葉を伝えること、子供を相手にすることの二重の難しさがあった
これが、なかなか難しかった。子供だから、簡単、とはいきません。ゆっくりとかわかりやすくとか、話し方に気遣いなど当然ありません。容赦なく、どんどん話しかけてくれます。理解できずに困惑して言葉に詰まっても、それはそれで終わってしまいます。なんともいえない悔しい気持ちになりました。また、子供ですから、人見知りの子だっています。
話しかけてみても、そっけない態度を取られてしまうこともしばしば。そう、子供と遊ぶというのは、英語で言葉を伝えることと、そもそも子供を相手にすること、二重の難しさがあったのです。
子供たちと接しながら英会話も徐々に上達
それでも、難しさが全く気にならないくらい、毎日とっても楽しかったです。それまで、子供と接する機会は、日本にいてあまりありませんでしたが、子供達の純粋無垢な姿を見ることができてとてもよかったし、日が経つにつれ、子供達も私に慣れてくれ、あっち行こうよ、これやろうよ、と、話しかけてくれるようになりました。
いつしか、意思疎通をはかることにも、慣れてきたように思いました。また、先生と話す機会ももちろんあるので、その点でも英会話を勉強することには十分です。
また、アメリカの子供達の、積極性を目の当たりにすることもできました。日本で育った私は、手を挙げ発言することにはめっぽう弱い典型的ないわゆる日本人、ですが、アメリカの子供達って、すごく元気に積極的に、どんどん意見を言うんです。競い合うように。発言内容も、のびのび自由。これには、まさに、カルチャーショックを受けました。
語学留学でありながら、アメリカと日本の文化の違い、アメリカでの教育の仕方、というものにもじかに触れ、知ることができたのは、とても有意義で、このようなプログラムでしか学ぶことのできない貴重なものだったと思います。先生にも、アメリカでは、こうするのよ、子供達はこんな風なのよ、と、お話も聞かせてもらい、勉強になることばかりでした。
英語圏の日常生活に参加してみたい人にはおすすめのプログラム
このプログラムは、毎日規則的ではありますが、語学学校のように授業が組まれそれを受けるというのと違い、先に述べたように、日常生活に参加させてもらい、自ら会話をしに行く、というもので、また、学童のお手伝いボランティア、なので、堅くなく、お手伝いという経験をしてみたいという人にはすごく魅力的なものだと思います。
子供と接するのが好きであれば、なおさらいい経験となるのではないでしょうか。小学校内では、工作をしたりダンスをしたり、おにごっこのようなものをしたり、時に屋外活動として遠足に出かけたりと、内容もまた有意義です。
これも先に述べましたが、いろいろな所にアメリカの文化というものを垣間見ることができるのも、面白いです。スクールバスや、子供のお弁当など持ち物ひとつとっても日本と違うことやものだらけで、新鮮です。
最後に、トーランスという街ですが、住宅が広がって静かで、スーパーや本屋には自転車で行け、とても過ごしやすかったです。こうして思い出して書いていると、また行きたくなります。