中国留学体験。中国語初心者なのに中級クラスに入れられ、一年後には現地人と間違われる程上達

中国語・中国武術・中国医学を学ぶ

1994年9月から1995年12月まで、中国西北部陝西省の西安市、西安外国語学院に留学しました。目的は中国語・中国武術・中国医学を学ぶことです。西安に行ったのは、紹介していただいた武術の先生が西安の方だったからです。すでに鍼灸師の資格をとり、社会に出ていましたがより多くのことを学びたいと思って仕事をやめての留学でした。

現在はあまり関係がよくない日中関係ですが、当時は鄧小平時代で、文化大革命後の改革・開放がようやく軌道に乗り出した頃、まだまだ経済発展を日本に学ぶために日本と仲良くしようという気風がありましたので、日本人留学生も現地では軋轢もなく、たいがいは歓迎されていました。

私が留学した西安外国語学院は、その名の通り語学専門の大学で、その中に留学生向けの中国語教育部門があって、そこで中国語を学びました。私が行った当時は留学生は全体で50人ほど。そのうち日本人は20人ほどで、入学時にテストを受け、そのレベルに合わせて1班~4班の4つのクラスに振り分けられていました。

授業の復習を必死にやった結果、なんとかついていくことができました

私は中国語についてはほぼ初心者でしたが、なぜか最も初心者向けのクラス・4班の一つ上、中級と初級の間ぐらいの3班に入れられてしまいました。初級クラスへの変更を願い出ましたが、定員が一杯とのことで認められず、やむなく3班で続けることとなり、最初は授業にほとんど付いていけずに苦労しました。しかし、授業についていくために必死に予習復習を行い、それが功を奏して次第に授業も分かるようになっていきました。

留学生はすべて寮生活。留学生の寮は基本2人部屋で、私は日本人と同室でしたが、他国の留学生と同室になった日本人もいました。食事は留学生用食堂が学校内にある他、学校の近くには飲食店が大量にあってまったく困りませんでした。

私はまず留学前期は午前中は学校で授業、昼食をとってから午後は武術は武術の練習、留学後半はそれに加えて夜に西安中医医院の先生に医学の個人授業をしていただきに行っており、かなり忙しかったのですが充実した留学生活でした。

日本語に訳したもので学ぶのと、中国語で学ぶのはまったく違う

留学の成果ですが、まず中国語については現地で外国人とは思われないレベル(発音が広東人っぽいということで、広東人にはよく間違われました)。帰国後受けた中国語検定では準2級(現行制度で2級)を取得しました。武術については非常に高度なものを教えていただくことができました。

そして、中国医学については本業の鍼灸の仕事に多大な影響を与え、留学する前と後では、治療の内容やレベルが格段に違っています。中国医学は今でこそ日本でもそれなりのものを学ぶことができます。しかし、当時はまだ中国で勉強した先生も、レベルが高い中国医学のテキストもありませんでした。さらに、日本語に訳したもので学ぶのと、きちんと中国語を理解した上で、中国語で勉強するのとでは理解度がまったく違います。その意味で留学には何一つ無駄がなかったと思っています。

しかし、前述の通り私が行ったのは日中関係が非常によかった時代なので、現在武術や医学を学びに留学するというのは少し覚悟がいるかもしれません。ただ、中国人全部が全部反日に凝り固まっているわけではないということも付け加えておきます。

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