【大学生の時フィリピンに長期留学】貴重な経験ができたフィリピン、ありがとう。また帰ってきます。

フィリピン語学留学

大学に入学したら、海外留学を考えている人は多いと思います。そんな人たちのために、帰国したばかりの私からひとつアドバイスをさせていただくと、「きちんとした目的をもたないと絶対日本に帰りたくなるよ」ということです。

私にとっては「留学」が大学生活で最も成し遂げたかったことでした。留学ができなければ、私の大学生活は意味の無いものだとさえ思っていました。そんな強い気持ちをもてたのは、高校1年生の時にオーストラリア留学の経験があったからです。3ヶ月の留学はとても充実したものでしたが、「もし1年間行ったらもっと英語を話せるようになるだろうな」という思いもありました。そのため大学の4年間の間に必ず長期留学を実現しようと思ったのです。

帰国したほうが良いといわれるほど病気がひどくなった。けど絶対に日本に帰りたくなかった

なぜアメリカなどの英語圏にせずフィリピンにしたかというと、1年の時に国際学部のフィリピン短期研修に参加したからです。この研修ではつねに他の研修生とともに行動しなくてはなりませんでした。フィリピンに来ているのに日本語を話す機会が多く、「わざわざ研修に参加した意味が薄れてしまう」と、研修中の1ヶ月間、ずっと焦りに似た気持ちをもって過ごしていました。

しかしそのとき同時に「この研修をステップに、次はひとりで『100点満点だった』と思える留学をしてみよう」と決心しました。また、私は第2外国語でフィリピノ語を選択していたのでフィリピノ語を話せるようになりたかったのです。それがフィリピンに決めた理由です。幸い拓殖大学の交換留学生にも選ばれることもできました。

1年間という長い留学期間中には身体的につらいこともありました。2ヶ月目に感染症にかかり、全身に発疹ができ約2ヶ月の間眠れない日々が続きました。そのことを大学の国際課の方に相談すると、「いったん帰国し日本で病気を治してからまた留学を続けなさい」とアドバイスをいただきました。

しかし私は「帰国する気はありません」と答えました。留学という夢を、諦めたくなかったからです。「帰国するものか」という強い気持ちの一方で、日が経つにつれて発疹は徐々に体中に広がっていき「やはり帰国しかないのか」という弱い気持ちも芽生えてきました。

そこで私は日本人の医師がいる病院を探すことにしました。見つかったその病院は、私の寮から往復で6時間もかかりました。幸いその病院に通い出すと徐々に痒みは無くなってきました。結局私は帰国せずに済みました。

通訳の経験は貴重なものとなりました。留学中に出会えた全ての人が私の財産です。

留学中にはもちろん貴重な経験もたくさんさせていただきました。いちばん印象深かったのは通訳の経験をしたことです。2003年より日本のJICA(国際協力機構)が、フィリピンの法務省に対し、犯罪人の矯正活動の促進のために資金援助を行っています。毎年1月、その活動の途中経過を知るため意見交換会が開催されます。日本からは保護司(犯罪や非行に陥った人が保護観察を受けることになる際、生活相談などによって社会復帰への手助けをする人)の方がフィリピンに来ます。そこでフィリピン人の保護司、JICA職員、国連アジア極東犯罪防止研修所の教官といった方々方が一堂に会し、意見を交換し合います。

私はフィリピン法務省保護観察局のIsabelさんから「意見交換会のために日本の保護司の方がフィリピン大学にいらっしゃるから、通訳をやらないか」と声をかけていただいたのです。2010年1月10日から13日の間に行われた意見交換の会に通訳として参加しました。

その4日間にはたくさんの友人もできました。フィリピンで起業するために留学した人、将来国際協力を仕事にしたいと考えている人。様々な才能、夢を持った方々にお会いすることができました。留学中に出会えた友達も私の財産のひとつです。

最後にもう一度、留学に行きたいと思っている方にお聞きします。「あなたはどうして留学をしたいのですか?」

私にとって留学とは、まず何よりも自分の勉強している言語を「話す」ために行うものでした。そして「話す」とはすなわち「友達を作る」ことではないかと思います。今の私には、さらにもうひとつ、ふたたびフィリピンへ向かわせる理由ができました。留学中に出会えた友人たちと再会することです。

フィリピン、ありがとう。また帰ってきます。

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