【アメリカ高校留学】最初の一か月でリスニング力をアップできるかが留学生活を楽しむカギ

アメリカ留学

高校時代、AFSの交換留学生として、アメリカのカリフォルニア州にあるアナハイムというところで一年間を過ごしました。一般家庭にホームステイしながら、英語ばかりではなく、広くアメリカ文化を学ぶ、という目的でした。

ホストファミリーは五十代のシングルマザーと、十歳の女の子と四歳の男の子がいる家庭でした。なんと女の子はヴェトナム系で、その家の養女だったのです。ただ、この子は大変しっかりした優秀な子で、日常のさまざまなこと、掃除の仕方やゴミの出し方など教えてくれたのは全部その子でした。ホストマザーは地元の新聞社で働いていて、いつも駆け回っているバイタリティあふれる人でした。なので、家のことのほとんどは、女の子と私が分担してやっていました。

英会話教室に通い英語に自信があったが、授業が全く理解できず

まもなく学校が始まりました。日本では中学時代から英会話教室に通っていたので、あるていど自信もあってふつうのクラスに入ることにしたのですが、授業が始まるやいなや、青ざめることになりました。

日本で聞いたネイティブの先生の英語と、現地の人たちの話す英語は、スピードも、発音のクリアさも、まるでちがうのです。口をあまり開けず、切れ目なくズルズルと続いていき、単語を聞き取るどころではないのです。しかも語尾や合間に意味のない挿入句がやたらにさしはさまれて、聞き取れるのはそこだけだったり。

みんな、活発に自分の意見を言う中で、黙りこくっている私に、先生やクラスメイトも質問してくれるのですが、それさえも何度も聞き返さなければならないのは、ほんとうに情けなく、屈辱を感じて涙が出そうでした。

毎日授業を録音していたのですが、一時間の授業を理解するのに四時間ほどかかる。やはり、非英語圏出身者のためのプログラムに移った方が良かったのかもしれない、と後悔したものでした。

ある日、何気なく録音した先生の声に合わせて、自分も一緒にしゃべってみたのです。それまで習っていた発音やイントネーションなど無視して、先生に呼吸を合わせて、声をそろえるように。まるで小学校一年生が、声を合わせて音読しているようなものでした。それを何度かくり返しているうちに、授業が聞き取れるようになっていったのです。声を合わせることで、私はカジュアルな英語に自分の耳を慣らしていったのでした。

リスニング力が上がると会話に積極的に参加でき、留学生活は楽しくなる

聞くことができるようになれば、話にも加われます。まわりの人も、私が積極的になった、といって、喜んでくれました。そうして友だちもどんどん増えていったのです。辛かった最初の一ヶ月が過ぎれば、あとはあっという間でした。

こうやって私は自分を変えて、まわりに合わせることによって、周囲にとけ込んでいくことができました。この経験を通して、私はずいぶん自分を客観的に見ることができるようになり、「今の状態を解決するにはどうやったらいいのか」と前向きに考えることができるようになりました。

最後に、AFSはボランティアの受け入れ家庭にかなり左右されるといいます。私の場合は運が良かったのですが、合わないと感じたら、留学コーディネーターに早めに連絡した方が良いと思います。

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