カナダに来た留学生からボランティアスタッフへ。現地で仕事まで体験できた留学生活

カナダ語学留学から正式に仕事を貰うまで

わたしは英語もろくに話せないまま、ただ海外に住んでみたいという気持ちでカナダに渡ったどこにでもいる留学生のひとりでした。渡航後、すぐにとある語学学校に通い始め、昔から新しい場所や人に慣れるのに時間がかかるわたしは、とくに目立つでもなく、抜きに出た成績を残すわけでもなく、ひっそりと学校生活を楽しんでいました。

ところがある日、その語学学校の校長から「ボランティアスタッフにならない?」と声をかけられました。3ヶ月のみの申し込みだった学校卒業を控え、英語力の伸び方に物足りなさを感じていたわたしは、金銭的余裕もなかったのでとても悩みましたが、ボランティアスタッフとして働かせてもらう道を選びました。

自分のような海外に来た不安な人の役に立ちたいと思いボランティアスタッフに

ボランティアスタッフになってからはいつも「今わたしができることはなんだろう?」と自分に問いかけながら毎日過ごしていました。それは、自分の英語力の向上のための何かであったり、いっしょに働くスタッフのための何かであったり、カナダに渡航したばかりで不安を抱えている生徒さんのためであったり、英語を伸ばしたいと四苦八苦している生徒さんのためであったり、さまざまでした。仕事の中には、ただの雑用や重労働、気の遠くなるような作業なども多くありましたが、とにかく「わたしは語学力では何の役にも立てないんだから、できることがあるなら何でもやらなくちゃ対等な立場でいられない」という気持ちでいっぱいでした。

そんな風に過ごしていたある日、今度は校長から「新しいプロジェクトを立ち上げたいんだけど、正式なスタッフとしてその担当にならない?」と声をかけられました。そのプロジェクトは電子書籍の開発で、もともとデザインやDTPの経験があったわたしにはぴったりの仕事でした。しかも、ボランティアではなくお給料を頂ける正式なスタッフとして。これ以上ありがたい話はないと思い、快諾しました。

正式なスタッフとなってからも私の気持ちは変わりませんでした。「語学力で引けを取っている分、他の部分で抜きに出るスキルや知識を持たなくちゃ。

誰よりもばんがらなくちゃ。」そう思い続けてきました。そして、プロジェクト立ち上げから2ヶ月後、電子書籍は無事完成し出版されました。与えられた仕事を精一杯こなす、それが誰のかの幸せや助けに繋がる、そういう手応えがさらにわたしに力を与えてくれました。さらには、日本マーケット営業担当兼日本人カウンセラーと兼務になり、収入も倍以上になりました。

カナダで経験したことが今の自信に

忙しい日々ではありましたが、電子書籍の開発・出版で新しいスキルや知識、刺激を与えられ、日本マーケット営業担当兼日本人カウンセラーとして、多くの人と出会い言葉を交わし、サポートさせてもらったり、人生の大切な瞬間を共有させてもらったり、さまざまな経験をさせてもらうことができました。カナダで経験したことは、今のわたしに自信を与えてくれていますし、今後、わたしを新しい未来へ導いてくれると確信しています。おごることなく謙虚に、今できることをし続けたあの日のわたしがこの結果を導いたんだと思います。

ですが、もちろんその努力を影で見ていて認めてくれた上司、協力し合い、笑い合い、いつでも手助けをしてくれたすばらしい同僚、くじけそうになっても励ましてくれた友人達、彼らにであっていなければ、彼らが助けてくれなければ、わたしはあんな風にがんばることができなかったと思います。出会ったすべての人に心から感謝しています。

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